2月『和彫金体験』ありがとうございました。

私達が和彫金JIRIさんに出会ったのは、今から3年前の鎌倉山。
桜が満開の季節でした。

そこで初めて目にしたJIRIさんの作品達は、百合や唐草模様が指輪やバングル、あるいはバイク部品に繊細に施されていました。
なんて美しいんだろうと心を奪われたのを覚えています。

和彫金って何?
とストレートに質問すると、熱い回答がありました。
そもそも彫金は、『鍛金』『鋳金』『彫金』の3つに分けられます。
今は全てをひっくるめて『彫金』といいます。
全てが一括りにされていて、ワックスを削るだけでも、出来上がったものに彫るだけでも彫金と言われてしまいます。
形を作る所から仕上げまで一人で作り上げるJIRIさんにとって、その一括りの彫金と自身の彫金とにギャップを感じ、勝手に『和』をつけちゃいました!と。
そして、日本の伝統技術をしっかりと守りつつ、新しい作品に挑み続ける姿は、正に日本の職人だと感じました。

今回のワークショップでは、槌を使い”叩く”作業からうまれる形を体験させて頂きました。
ジリさんが切り出してくれたコンチョの原型は、みなさんの槌さばきにより、皆さんの形に変化していきました。
その間、絶えず響く槌の音は、遥か昔から続いてきた音でもあるのです。
作業の合間で語られる、日本の伝統に対するジリさんの想いは、ご参加頂いた皆様にしっかりと届いたのではないでしょうか。

大変な好評を頂き、次回の開催日も決まりました。
4月10日(日)13時から16時
シルバージャムスプーン作り
詳細は、後日改めてホームページやFacebookでお知らせいたします。
お楽しみに!